2020年1月16日にお茶の水女子大学で開催されたイベント「WHAT IS FEMTECH?」に参加してきました!
“Femtech”って何?と思われた方もいるのではないでしょうか。
“Femtech”とは女性の身体に関する悩みをテクノロジーで解決しようという、female×technologyからできた造語です。
イベントを運営したのはお茶大生によるグループ「まめでんき💡」のひなこさん、ゆめさん、かほさんの3人。
あることがきっかけで3人は活動を始めたそうです。
ひなこさん「授業の一環で参加したイベントの一部にFemtechに関するものがありました。私がしたいことはこれだ!と思い、一緒にいた2人にこの活動をやろう!と声をかけ、aminaさんの連絡先を聞きに行こうと駅から会場に戻りました。これが私たちの始まりです。」
今回のイベントはfermata inc.様の全面協力の下、開催されることになりました。
まず始まったのは企画展示。
様々なフェムテック・フェムケア商品が展示され、ただ見るだけの展示ではなく実際に触って試すことができる展示となっていました。
―展示のこだわりについて
ゆめさん「当初はプロダクトの用途ごとに、生理、更年期、妊娠、セックスに関すること、などに分けて見やすく展示しようと思っていました。しかし、細かく分けすぎてしまうと生理の展示は見に行きやすいけど、セックスに関するものには、興味があっても行きにくい人もいるのではないかと思うようになりました。そのため、ライフイベントである更年期や妊娠は分けましたが、それ以外についてはランダムに展示しました。」
私が特に気になったのは月経カップ。月経カップとは,生理中に腟内に入れて使用します。カップという名前のとおり、カップが直接経血を受け止めてくれる新しいアイテムです。
メディアやSNSで月経カップは度々取り上げられ注目されていましたが、実際に見たのは初めてでした。写真の月経カップは「経血の量、色、周期、温度を常時アプリでモニタリング」することができる優れものです。
企画展示を楽しんだ後は、このイベントの目玉の一つ、aminaさん(fermata inc.)によるトークセッションが始まりました。
aminaさんはFemtech業界の始まりと今、そしてこれから、Femtechが抱える問題、性との向き合い方など様々なお話をされました。
トークセッションの後にはワークショップが行なわれ、グループごとにイベントに参加した理由や惹かれたプロダクトについてなどの意見交換をしました。普段、性のことについて話すことがない私には貴重な経験になりました。
イベント終了後、fermata inc.の中村寛子さんにインタビューしました。
―イベントを終えて
「女性ということで興味が同じなんだなと再認識できたのと合わせて、今回のイベントは10代20代が中心ということもあり、月経だけに集中していたことは面白いなと思いました。というのも、アメリカの10代の女の子達はスキンケアをするようにデリケートゾーンのケアもし始めているので、差を感じられたからです。また、性教育が進んでいないことも分かりました。」
―まめでんき💡について
「私たちはこういう市場を働く女性に知ってもらいたいと思っていて、いずれは学生さんにも知ってほしいと思っていたので早いタイミングで来てもらったなと思いました。彼女たちもやりたいという気持ちがすごいあったので、それを否定するつもりはなかったです。企画から全てやってもらって私たちは基本サポートだけでした。今は学生の活動かもしれないけれど、これがきっかけで今後の考えが変わるかもしれないので、今後は私たちが知っている関西の学生と繋げて一緒に活動しようと伝えたところです。」
最後にまめでんき💡の小野さんに今後の活動について伺いました。
ひなこさん「今回のイベントで展示したものは海外のものばかりで、日本のものではありません。日本でも政府に申請している段階なので、申請が通れば販売する活動もしたいなと考えています。お茶大だけではなく、多くの人に知ってもらえるように活動していきたいです。」
イベントを通して自分の身体と向き合うことの大切さ、それをサポートしてくれる産業があることが分かりました。まめでんき💡の今後の活動にも注目ですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
(ライター あーす)
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