はじめまして!初めて記事を執筆/投稿します、ドラマ・映画好きの新入部員・うしまいです!
思うようにいかないとき、心の底に溜まった感情を吐き出したいとき、ストレスを発散させたいとき、映画を観て思いっきり泣いちゃいましょう!今回は、観ているうちにのめり込んで思わず涙が溢れてしまう、そんな作品をおすすめしたいと思います。思いっきり泣けば、観た後には胸にあたたかいものが残って、幸せな気分になれるはずです。
今夜、ロマンス劇場で(2018)
〈監督〉武内英樹
〈キャスト〉綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶ほか
〈あらすじ〉映画監督を夢見る健司が恋するのは、映画館・ロマンス劇場で偶然観た古いモノクロ映画に登場するお姫様、美雪。映画を繰り返し観ていた健司の目の前に、ある日映画の中から美雪が現れる。健司が美雪に現実世界を案内するうちに二人は惹かれ合うが、美雪には秘密があった。
〈おすすめ〉芯の強いお姫様と彼女に押されっぱなしの青年のやりとりにクスッと笑えます。ラストシーンは健司に美雪、その他二人に関わった人々が登場し、幸せで胸がいっぱいになり、あたたかいものに包まれたような気分になります。映像がとにかく綺麗で鮮やかなので、お姫様の儚さが際立っています。昭和35年を舞台に、細かく作り込まれたレトロな登場人物の衣装やセットも見所です!
君の膵臓をたべたい(2017)
〈監督〉月川翔
〈キャスト〉浜辺美波、北村匠海、大友花恋、小栗旬、北川景子ほか
〈あらすじ〉不器用で心を開かない「僕」とは正反対に快活で人気者の桜良。それまで関わることのなかった二人だったが、「僕」が桜良の秘密を知ったことで不思議な関係が始まる。12年経って、桜良の言葉をきっかけに母校の教師となった「僕」と桜良の親友・恭子は確かめる術がなかった桜良の本当の想いを知る。
〈おすすめ〉同じ時間を過ごすうちに、「僕」と桜良の二人だけに通じ合う想いが育まれていきます。桜良の共病文庫(闘病日記)に記されている、「僕」に抱いていた感情を吐露した言葉は涙なしには観られません!大切な人と過ごす今この一瞬を大切にしようと思える映画です。また、サウンドトラックが作品の穏やかな雰囲気を作り出しており、印象的です。困難な状況でも生きようとする力強さと命の儚さを感じさせる綺麗な音楽なので是非注目してみてください。
世界から猫が消えたなら(2015)
〈監督〉永井聡
〈キャスト〉佐藤健、宮崎あおい、濱田岳ほか
〈あらすじ〉一週間の余命宣告を受けた「僕」の前に、自分と同じ顔をした悪魔が現れる。悪魔に「この世界から何か一つを消す代わりに1日だけ寿命を延ばす」という取引を持ちかけられた「僕」は、取引に応じて「電話」や「映画」を消していく。しかし何かを消す度に、当たり前に存在していた記憶や思い出、人との繋がりが消えていく様を目の当たりにした「僕」は葛藤する。そんな中彼がとった行動とは……。
〈おすすめ〉自分を構成するどんな些細なものにも思い出が詰まっていて、それが消えてしまうということがどれほど大きなことか考えさせられます。小さな出会いが人生を大きく変えていくことを実感させられます。自分がいなくなったとき、世界は変わるのか。別人としか思えないまでの、佐藤健さんの一人二役の演じ分けは必見です。
想いのこし(2014)
〈監督〉平川雄一朗
〈キャスト〉岡田将生、広末涼子、木南晴夏、松井愛莉、鹿賀丈史ほか
〈あらすじ〉お金と女性にしか興味がないガジロウは、ある日不慮の事故に遭遇する。無傷で済んだものの、事故で亡くなった四人がガジロウの目の前に現れる。それぞれ大切な人に未練を残した四人を助けるため、ガジロウは動き出す。
〈おすすめ〉恋人、家族、友達といった関係の中で繰り広げられるストーリーに感情移入せずにはいられません。どの立場の気持ちも想像しやすいので、心を揺さぶられること間違いなしです!岡田将生さん演じる主人公は最低なダメ男ですが、幽霊達と触れ合うほどに変化していく彼を思わず応援したくなります。
今回紹介した映画は全て小説を原作としているか、ノベライズ版が出版されています。映画とはまた違った世界観やさらに細かい描写を味わうことができたり、映画版にはないエピソードを知ることができたり、と楽しむことができると思うので是非小説も読んでみてください!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
・宇山佳佑『今夜、ロマンス劇場で』〈文庫本〉集英社、2017年
・住野よる『君の膵臓をたべたい』〈文庫本〉双葉社、2017年/〈単行本〉双葉、2015年
・川村元気『世界から猫が消えたなら』〈文庫本〉小学館、2014年/〈単行本〉マガジンハウス、2012年
・岡本貴也『彼女との上手な別れ方』(『想いのこし』原作)〈文庫本〉小学館、2013年/〈単行本〉小学館、2010年
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