シリーズ最終回となる今回は⽔コンファイナリスト No.5 の⽩⽯⾹さん(⽣活科学部⼈間⽣活学科・4 年)にお話を伺いました!
_⽔コン出場へのきっかけ
きっかけの⼀個⽬は、みんなと違う⾃分に⾃信を持っていて、その姿をもっと世の中に発信したいということです。実は、⼆年の時にお茶⼤⽣らしくない⾃分に⾃信が無くて、⾃信をつけることができたらと思い、応募したことがあります。しかし、今は逆にお茶⼤⽣らしいという枠に囚われなくなった、囚われていない⾃分がお茶⼤⽣の⼀⼈としているということで、昔の⾃分のように悩んでいるみんなを勇気づけたいと思っています。
もうひとつは私がシンプルに⼈⽣すべて何でも経験したいというタイプなので、⽔コンも経験したいなと思って、勢いで⾏動しました。最近、⾏動⼒は⾃分の取り柄だなって思えるようになったので、⾏動⼒を⼤事にしていたいという意味でも応募に⾄ったというところはあります。
でも、⼀個⽬の理由はとても⼤きいです。皆がパンプスを履いていても⼀⽣スニーカーとリュックで通ってやる!というタイプだったので、皆と違って馴染めないと若⼲思っていたけれど、これからも⽔コンに出ながらも私はスニーカーで登校していましたって⼤きい声で⾔いたいと思います。そして、こういう⽣き⽅もあるんだなって思わせたいです。
_ファイナリストに選ばれての感想
私を選んでくれたこの⽔コンに出ることができて光栄です。⾃分では顔がそんなに素晴らしいと今でもそんなに思っていないので、そこまで謙遜するつもりはないけど、中⾝で選んでくれたのだと思いました。⾯接のときに、病みつきホルモンというお菓⼦が好きだと話したので、これは落ちただろうと思っていたのに受かったので、個性を⼤事にしてくれるんだって思えたし、嬉しかったですね。
_⾃分の中でいつごろからなりたい⾃分像がはっきりしてきましたか?
短期的なスパンと⻑期的なスパンでの⾃分の⽬標があると思っています。例えば、短期的なものだったら⽔コンに出たいと思ったらその⽇に応募したし、坊主にしたいと思ったらその⽇にバリカンを買ったので、そういうものはいつごろからじゃなくてその⽇です。
⻑期的な⽬で⾒て⾃分がどういう⾃分になりたいかを⼀⾔で表してくださいって⾔われたら、何も妥協しないオンリーワンな強い⼥性になりたくて、それになれる可能性があると思えたのは坊主にした時かもしれないですね。ちょうど⼆年前に坊主にできる!と思って、坊主にしましたが、坊主にすることに関しては⾃分の中でヨイショって感じはしませんでした。その後の反応を受けて、ああ、⾃分って結構やろうと思ったことをちゃんと⾏動に移せる⼈だなって思いました。
周りの⼈から⾒たら⼤変なことだっただろうけれど、⾃分はやろうと思えば、そのエネルギーはある⼈間だって、たぶん潜在的に思ってそこからどんどん⾃分のやっていることに対して⾃信を持てました。何も妥協しないオンリーワンな強い⼥性ってなれる?みたいになるけれど、なれるよという強気な姿勢になれたのはそれがきっかけかもしれません。
_9.11 のことや BLM 運動のことに対するツイートが素敵だと思ったのですが、そのように⾃⾝の背景や思いを伝えることに関して、⾃分の思いなどのお話をお願いします。
たぶん多様性を認めない環境が嫌なんですよね。アメリカで育って⽇本に帰ってきたときに若⼲いじめにあって、帰国⼦⼥という異様な⼈間として扱われた経験から不快感、居⼼地の悪さを感じました。私は多様性を認めるタイプなのであまり許せないことはないけれど、その分多様性を認めない⼈に対しては厳しくいってしまいます。
また、あのようなバズりの裏側を考えるのが好きです。今思えばそういう注⽬を集めるものについて考えるのが好きだから就職先の PR 会社と結びついているのかもしれないです。
_Twitter や Instagram を利⽤して⼤勢の⼈に考えを発信するときに考えること
初めて⾒る⼈にも分かるように発信するようには気を付けています。⼤前提として、あんまり⼈間は他の⼈に興味がないと考えたほうがいいなと思っています。⾃分がリーチしたいところはミスコンに興味がある⼈達じゃなくて、その向こう側にいる⼈たちです。PR 会社に勤めるという将来像があるので、PR会社が請け負うような案件に興味がある、話題性、インパクトを追求するような⼈が興味を持つアカウントにしたいですね。元々⼥⼦⼤⽣やミスコンに興味がある⼈に対して向けるのではなく、インパクトや⾯⽩さが好きな今までとは違う層に向けて、ツイートが届けばいいと思ってツイートしていますが、なかなか難しいなと感じています。
また、Instagram の⽅は、顔ばっかり貼っても誰が⾒るんだろうって思うので、⾒返したときに Twitter とかではふざけているような⼈間だけれど、この⼈ってどういう⼈間なんだろうというように興味を持ってくれる⼈がいると信じて投稿を⼯夫しています。今現在凄く注⽬されているアカウントでなくても、⽔コンの最後の最後に⾒た時に「ああ、⾯⽩い⼈間だ」と感じられる本のようなものに完成させたいなと思っています。
_お茶⼤⽣・Ocha Journal の読者に向けてのメッセージ
なりたい⾃分になりなさいって誰でも⾔うけれど、なりたい⾃分になりなさい、誰も⽌めないからと最近思っています。その時その時になりたい⼈間にはなれていたけれど、今でもまだなりたい⾃分になれていない気がして、もっと本気でなりたい⾃分に向き合っていけたらなって思っています。誰も⽌めないのに、何で今までもっと爆発的になりたい⾃分にならなかったのだろうと思うし、お茶⼤⽣なら特にみんな受け⼊れてくれます。私は坊主にしたことがありますが、授業中に暑くてカツラをとったら、お茶⼤⽣が思いの外歓迎してくれただけでなく教授の反応もあなた髪型変えたわね、くらいでした。⼥の⼦が急に坊主にしてもカオリンらしいとみんな受け⼊れてくれたのです。坊主にしたいなら坊主にしていいし、お茶⼤はその環境が整っています。
今回のインタビューで仰っていた、「なりたい⾃分になりなさい、誰も⽌めないから」という素敵なメッセージは、なりたい⾃分になるための⼀歩を踏み出す時に、⼒強く私たちの背中を押してくれる⼀⾔となるだろうと思いました。インタビューを開始した際にも、その親しみやすい⼈柄とトーク⼒に即座に引き込まれていきました。⽩⽯さんの創造性が溢れる SNS(Twitter, Instagram)も必⾒です。しっかりとした考えとパワーが感じられる⽩⽯さんの今後のご活躍が楽しみです!
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全5回のインタビューを通してお忙しい中ご協⼒いただいたファイナリストの皆様、そして徽⾳祭実⾏委員会・⽔コン担当の皆様、この度は本当にありがとうございました。
徽⾳祭の開催とグランプリ決定まであと⼀ヶ⽉。本番まであと少しとなった現在ですが、ファイナリストの皆様の魅⼒が伝わっていましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
(ライター:太⽥・新しい福)
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