Ocha Journal では徽音祭実行委員会・水コン担当の皆様のご協力を頂き、2020 年度の「水コン」に出場されるファイナリスト 5 名の皆様にインタビューを行いました。 全 5 回からなるこのシリーズでは今年度のコンセプトである「努力は成長へ、成長は魅力へ」を体現するような 5 名のファイナリストの魅力に迫ります。
インタビューのトップバッターは水コンエントリーNo.1 の山口柚香さん(生活科学部人間生活学科・3 年)です。
_水コン出場へのきっかけ
応募した一番の理由は以前から続けていた YouTube の活動に生かせると考えたからです。 YouTube を始めた理由としては次のような経緯があります。就職活動を控えている中、コロナ禍でインターンや就活イベントが中止になってしまう出来事がありました。そのような状況の中で自分を見つめ直した時に、学生生活で頑張ったことについて自信を持って語れることがないと焦りを感じました。そこで、興味を持っていた分野である Web マーケティングのうち独学でもできる YouTube マーケティングを始めようと思いチャンネルを開設しました。動画配信を開始したものの、4時間以上と長時間かけて動画を編集しても再生回数や登録者数が伸び悩んでいました。
このような経緯から水コンの応募フォームを見つけた時に SNS 運用の視点からマーケティングを学ぶチャンスだけでなく、お茶大生をはじめとする多くの方に動画を見ていただけるのではないかと思い、応募しました。
_ファイナリストに選ばれての感想
自分自身が今までミスコンをあまり見ていたわけではなく、ミスコンに対して疑問を抱いている面もありました。そのような中でまさか選んでいただけるとは思っておらず驚きました。
一方でスタートラインに立てた!という嬉しさと同時にここから本気でやらなくては、 という覚悟も感じられました。
_ YouTube を始めてみてどのような反響がありましたか?
お茶大を受験したいという高校生からのメッセージを多く頂くようになりました。コメント欄に受験の質問や励みになっているといったコメントが増えて、水コン活動と合わせて多くの方に見て頂いていると感じられました。YouTube の活動を通して高校生にリーチするようになったと感じています。
お茶大生の中でも見てくれる方が増えました。時々在校生からもコメントを頂いています。私一人では伝わりきらないこともあり、高校生の参考にもなると思うので、もっとお茶大生(OG も)からもコメントを頂けると嬉しいです。私のチャンネルを通して未来のお茶大生と現役のお茶大生が繋がれる場になればいいなと感じています。
_山口さんが所属されている生活科学部・人間生活学科を志望したきっかけを教えてください。
私は高校生の時から生活科学部の人間生活学科を志望していました。その理由は人間が幸せに感じられる生活、QOL を高めるためにどうすれば良いのだろうと考えていたことがきっかけです。人間生活学科はその点についてしっかりと多角的に学んでいこうという学科なので私にぴったりだと感じ、目指すことになりました。そして、2 年生に進学する際にあるコース選択では人間生活学科が開講する生活文化学講座と生活社会科学講座の 2 つの選択肢がありました。私はこのうち文化や歴史に興味があったので生活文化学講座を選びました。
_将来の夢や目標はありますか?
漠然としていますが大きく考えているのは幸せになりたい、ということです。私自身は幸せの形は人それぞれあると思っていて、結婚で例えるといい人と結婚することが幸せだというような業界の戦略による価値観の押し付けに疑問を持ったことも挙げられます。自分にとって幸せって何だろうと考えると同時にその答えを見つけられることが大きな目標です。身近な目標でいうと自分の考えを発信でき、自由に働く人になりたいです。
マーケターも目標の一つですが、その先に皆を惹きつけられる発信者になりたいという夢もあります。そして、自分なりの幸せの形について考える過程も発信していきたいです。これらの目標に加えて今後は先ほど話した QOL を高める上でのサービス開発にも携わるかもしれません。そのために学科での勉強に加えて、マストの能力であるマーケティングのスキルも勉強していきたいです。
_お茶大生、Ocha Journal読者へのメッセージ
まずはまだキャンパスに通えていない一年生に向けてメッセージをお伝えします。私は 一年生の頃に仲の良い友達や先輩など今に続く人間関係を築いたこともあって、その機会が失われてしまったことをとても残念に思っています。一方で授業がオンライン化したことによって友達と同じ境遇だからこそ共感できることや困ったことを共有できて、互いに支え合えるチャンスになるのではないかとも感じています。
それに、一年生で人間関係のつながりが全てできてしまうわけではなく、大学生活では学年を重ねるにつれて新たな出会いも広がっていく面もあります。オンラインでしかできないことを大切にしつつ、キャンパスに通えるようになる日を楽しみに、友達との交流を深められたらいいなと思っています。私たちファイナリストでもお茶大生同士で交流できる企画を考えています!
(インタビューが行われた9月16日時点での企画情報です。その後、9月23日と27日に学部 1年生を対象に水コンファイナリストの皆様が悩みや疑問に答える素敵な企画を実施して下さいました!)
また、全学年を通して伝えたいメッセージは今年の水コン出場者は従来のミスコンのあり方に囚われない、個性豊かな方が揃ったと思うのでぜひ注目していただきたいということです。ファイナリスト同士で交流していても皆さん独自の考えや軸があって面白い人たちばかりです。
そして、宣伝になってしまうのですが私の YouTube チャンネルも見ていただきたいです。お茶大生の良いところやお茶大について私の視点から話しているので気になった方がいたら「ゆずまる」で検索して頂けると嬉しいです!
山口さんのYouTubeチャンネルはこちらからチェック↓
今回のインタビューでは山口さんの先を見通す力と行動力を感じられました。先行きが不透明なこの時代の中で、芯を持って目標から逆算しメディアを活用しながら自身の考えを伝えていく山口さんの影響力は水コンを通してこれからも広がっていくでしょう。また、コロナ禍で大学の様子や学生の声が聞きづらい中、山口さんの YouTube チャンネルはお茶大の受験を考えている中高生に大きな勇気を与えてくれる存在だと思います。(私も受験生の頃にぜひお会いしたかったです。) これからも山口さんのご活躍を応援しております!
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(ライター:新しい福)
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